「はい、ありがとう」


「いいえ、どういたしまして」


ノートをとっているふりをしながら、


そっときみの横顔をのぞく。


私よりもかわいらしい顔立ち。


淡い栗色の髪。


誰にでも優しいあなた。


そしてそんなきみをすきな私。


何も変わらない。


何も変わることができない。


だって・・・