妹彼女

「はい、じゃあ今日はここまで。来週もスケッチブック使うから、来週まで使わない人は端にある棚に置いていっていいよ。クラスのシールが貼ってあるとこね。それじゃあお疲れさま。」


荷物を一つ減らし、俺たちは教室戻った。相変わらず大地はボーッとしていて、優は嬉しそうに厚紙持ってる。


「あ、おかえり大地君。美術どうだった?」


教室に戻ると緑が大地を待っていた。大地は意識を取り戻し、緑と話す。もうこの二人は内定決まったな。