助手席にココ、後ろにジョーを乗せたレンの車は、ちょうど登校時間と重なり、生徒で溢れかえった校門の前に横付けされた
「ジョーの今日のスケジュールは全部キャンセルしたから 放課後また迎えに来るから勝手に帰んなよ?」
と言いレンの車は去っていった
昨日の騒動を知らない生徒も、知っている生徒もココとジョーの登場に驚いている
特に、なぜジョーがここにいるのか
その隣にいる見たこともない美人は誰なのか
沢山の視線の中、ココとジョーは前を向き、歩いていった
教室に1歩入ると、それまで騒がしかったのが嘘のように静まり返った
ココはそんな教室に視線を送ることもせず、まっすぐに自分の席に座ったのだ
「え~ うっそ~」
「マジかよ!」
「俺が、あの東野かよ・・」
静かな教室で、ヒソヒソ声は丸聞こえだった
二人の後をついてきたほかのクラスの生徒もココとジョーを覗きに来て、廊下まで込み合っていた
そんな中、ココの前にできた人影にココは顔を上げた
「もしかして、東野さん?」
目の前には満面の笑みの堀君が立っていた
唯一話していたクラスメイトだったので、堀君はなんのためらいもなくココに話しかけてきたのだろうけど、ソレが偽善だったと知った今、ココにとっては、話したこともないクラスメイト以下の存在だった
「何か用?」
すぐに堀君から視線をそらしたココを見て、隣のジョーが声を掛ける
「え? あぁ・・ そういえば、君も東野くんだったね? ふたりはどういった?」
ココからジョーに視線を移した堀君
「どういった? ってなんだよ? 」
変に気取った言い方にカチンとくるジョー
「ジョーの今日のスケジュールは全部キャンセルしたから 放課後また迎えに来るから勝手に帰んなよ?」
と言いレンの車は去っていった
昨日の騒動を知らない生徒も、知っている生徒もココとジョーの登場に驚いている
特に、なぜジョーがここにいるのか
その隣にいる見たこともない美人は誰なのか
沢山の視線の中、ココとジョーは前を向き、歩いていった
教室に1歩入ると、それまで騒がしかったのが嘘のように静まり返った
ココはそんな教室に視線を送ることもせず、まっすぐに自分の席に座ったのだ
「え~ うっそ~」
「マジかよ!」
「俺が、あの東野かよ・・」
静かな教室で、ヒソヒソ声は丸聞こえだった
二人の後をついてきたほかのクラスの生徒もココとジョーを覗きに来て、廊下まで込み合っていた
そんな中、ココの前にできた人影にココは顔を上げた
「もしかして、東野さん?」
目の前には満面の笑みの堀君が立っていた
唯一話していたクラスメイトだったので、堀君はなんのためらいもなくココに話しかけてきたのだろうけど、ソレが偽善だったと知った今、ココにとっては、話したこともないクラスメイト以下の存在だった
「何か用?」
すぐに堀君から視線をそらしたココを見て、隣のジョーが声を掛ける
「え? あぁ・・ そういえば、君も東野くんだったね? ふたりはどういった?」
ココからジョーに視線を移した堀君
「どういった? ってなんだよ? 」
変に気取った言い方にカチンとくるジョー


