「もらうよ」
潤也は名残惜しそうに姫花を離し、椅子に座った
「ココ、浮かない顔してるな? 」
潤也の目はココを捕らえる
「・・そう?」
潤也の目を見ようとしないココ
「今を楽しめよ・・ 同じ日は二度と来ないぞ?」
ココは潤也をチラッと見た
潤也は、そんなココに笑みを見せ、姫花が運んできた朝食に手をつけだした
いつも母親にベタベタしている父親だったが、核心をついたようなことをパッと言うので“あなどれない奴”だと改めて思うのだった
「ご馳走様・・」
手を合わせ、空になった食器を下げるココ
「おわっ! 待てよ! もう行くのかよ?」
と置いてかれまいと慌てるジョー
「ココ、今朝は時間があるから送っていく 」
ココの背中にレンの言葉が投げかけられる
「え? なんで?」
「時間があるから・・ね」
いつもの時間の電車に乗るにはもう出ないと間に合わない
でも、車ならそんなに急がなくても大丈夫
「通勤時間に引っかかるから、多少は渋滞してるだろうけど、首都高抜ければたいしたことないだろうし・・ ゆっくりお茶でも飲んでいきなさい」
と姫花がリビングに日本茶を持ってきたので、ココは大人しくソファに座り、お茶をすすったのだった
潤也は名残惜しそうに姫花を離し、椅子に座った
「ココ、浮かない顔してるな? 」
潤也の目はココを捕らえる
「・・そう?」
潤也の目を見ようとしないココ
「今を楽しめよ・・ 同じ日は二度と来ないぞ?」
ココは潤也をチラッと見た
潤也は、そんなココに笑みを見せ、姫花が運んできた朝食に手をつけだした
いつも母親にベタベタしている父親だったが、核心をついたようなことをパッと言うので“あなどれない奴”だと改めて思うのだった
「ご馳走様・・」
手を合わせ、空になった食器を下げるココ
「おわっ! 待てよ! もう行くのかよ?」
と置いてかれまいと慌てるジョー
「ココ、今朝は時間があるから送っていく 」
ココの背中にレンの言葉が投げかけられる
「え? なんで?」
「時間があるから・・ね」
いつもの時間の電車に乗るにはもう出ないと間に合わない
でも、車ならそんなに急がなくても大丈夫
「通勤時間に引っかかるから、多少は渋滞してるだろうけど、首都高抜ければたいしたことないだろうし・・ ゆっくりお茶でも飲んでいきなさい」
と姫花がリビングに日本茶を持ってきたので、ココは大人しくソファに座り、お茶をすすったのだった


