「なんか落ち着く・・・」

ジョナサンが淹れたコーヒーを飲んだジョー

「そういえば、レン兄が豆がなくなったとか言ってましたけど?」

とケーゴ

「もうなくなったの? レンはカフェイン中毒ね・・」

とマロン

「ここの豆以外のコーヒー絶対口にしない頑固者ですからね」

とジョー

同じテーブルに座ってはいるもののココだけ置いていかれている感じが否めない

しばらく5人で談笑していたのだが、マロンとジョナサンはお店があるので「ゆっくりしていってね」と笑顔で出て行ってしまった

「それにしても、うちのお姫さんはつめてぇな~」

マロン特製キッシュをほおばるジョー

「こっちはクリスマス休暇ってのがあるんだろ?結構長い休みだったんじゃねぇの?」

とケーゴ

「帰ってもみんな仕事でいないし、私ヒマじゃない」

「いやいや・・ココが帰ってくるとばかり思って親父もお袋も家にいたんだぞ? 電話してもいっつも留守電だったから何も言ってなかったけど?」

「そーそー レン兄なんかふて腐れちゃってさ~ 姉貴にドつかれてたしな~」

とケーゴ

「え? マキちゃんもいたの?」

「っていうか久しぶりにみ~んな家に来たんだよ! ソウルから龍馬さんとソナさんとあの美人姉妹もね~ 韓国美人って感じだったな~」

とニヤニヤしているジョー

そんなジョーに冷ややかな視線を送っているココに

「ココ!俺はそんな目で見てねぇぞ?」

とケーゴ