「でもさ、噂の東洋美人と一緒にいるのがハンナだったんだよな」

その言葉に、ふせていた顔を上げると目の前にブライアンの笑顔

「え?」

「なんか話しかけにくいオーラ、バンバン出してるからさ、みんな遠巻きにココの事見てるだけだったし? まぁ、俺もそのうちの一人だったけどさ・・ ハンナも真面目キャラであんま絡まれる感じじゃなかったしね」

「・・・・・」

「で、俺はハンナに声を掛けたんだよ? ココと一緒にパーティーに来ないか?って・・ハンナなりにココの事心配していたみたいだしな」

「え?」

「ココってハンナ意外に友達作ろうとしないし、高校生活を楽しんでる様でもなかっただろ? ハンナなりに心配していたみたいだよ?」

「そっか・・・」

さっきちょっとハンナとブライアンに妬いちゃって、悪かったな・・とココが考えていると

「でも、今はこうして俺がココの側にいるから、ハンナも少しは安心なんじゃねぇの?」

ブライアンの言葉に

「ふふっ そうだね 」

と笑うココ

ブライアンはそんなココを見て顔を近づけてきた

ココもそっと目を閉じる

生徒が行き交う廊下でブライアンとココはそのままキスをした


ココの留学生活はこうして色づいていったのだった