ソファの前に座っているココの髪を、ソファに掛けているブライアンが梳き

「ぬれたままだと風邪をひくからね・・ 」

といいドライヤーで乾かし始めた

誰かに髪を乾かしてもらうのはとても心地が良い

ココは黙ってブライアンに髪を乾かしてもらったのだった

パチン

髪が乾き、ブライアンがドライヤーの電源をオフにする

「本当・・ ココの髪の毛って綺麗だよね・・」

サラサラと髪を撫でている

「肌も綺麗だし・・・ 肌の色で人種差別があっただろ? 白人が一番だって・・でも、色素が弱すぎて、シミやそばかすがすごいんだ・・ だから実際、肌は綺麗とはいえないんだ・・ 」

そう言いながらココの髪をまとめるブライアン

ココは黙ってブライアンの言葉を聞いている

そして、ブライアンは後ろからココを抱きしめ

「ちゃんと付き合わないか? ココの事が好きなんだ・・・」

「・・・・・」

「嫌ならちゃんと言って?」

ブライアンはココと向き合い、ココの目を見つめる

だんだん近づいてくるブライアンにココはそっと目を閉じ、二人の唇は重なったのだった

「これってOkって事?」

不安げなブライアンに笑顔で頷くココ

そのココの笑顔にブライアンは、思わずココを再び抱きしめるのだった