憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)

ん~ なんかふわふわ・・してる・・

気持ちいい・・

ココが目を覚ますと、自分の布団じゃないことに気がついた

え!?

パッチリ目が覚めたココは、驚いて起き上がる

天蓋つきのふかふかのベットに寝ている自分と広い部屋

そして大きな窓から降り注ぐ太陽

驚いて、窓に近寄ってみると、広い庭とその先に大きな門が見える

ちょっと待ってよ・・・

なんで?

ココは一生懸命思い出そうとするが

さぶっ!!

冬の朝の寒さに思わず振るえ、両手で肩を抱く

そして、違和感を覚え、真っ青になった

ココは下着姿だったのだ

そこへ

ガチャ

ドアノブが動いた

その音に素早く反応したココはベットまでダッシュし、布団にもぐりこんだ

誰であれ、こんな格好を見られたくはない

「おはよう! よく眠れた?」

ニコニコ笑顔でやってきてのは、ブライアンだった

布団から顔だけだし、ブライアンを見るココ

「そんなに警戒しないでもいいって・・ もう全部知ってるし・・・」

ブライアンは笑顔で衝撃発言をし、ベットの上に湯気のたった朝食を運んできた