「本当!? やった!! ブライアンの両親が1W休暇でカナダに行くんだって、だからその間ブライアンの家で毎晩パーティーがあるの! ココも誘ってって言われていたんだ!! 」

ハンナは満面の笑みでココに話しだした

「パーティーって毎晩?」

「そうだよ! ブライアンの両親って弁護士だったか、会計士だったか忘れちゃったけど、すっごい忙しい人たちでほとんど家にいないんだけど、毎年クリスマスだけは旅行にいくんだって ブライアンの妹と弟も一緒に行くみたいよ」

「それってそのブライアンも行くんじゃないの?」

「え~ まっさか~ この年で親の旅行についていかないって・・」

「そういうもの?」

「え? 日本は違うの?」

ハンナの言葉に、一瞬考えたココだったが

「ごめん・・ わかんない・・」

友達も知り合いも少ないので、どうなのか全く答えようがなかった


「でも、パーティーは参加ね!」

ココの様子に、ハンナは話を元に戻す

「でも、私ブライアンって人と話したことあったっけ?」

「え?ないの?」

「・・わかんない」

「ブライアンだよ? あのブライアン!!」

ココの反応のなさに驚くハンナ

「あのブライアンって言われても・・・」

ココの様子にハンナは驚きつつも・・