「なにがって・・ 仕事だよ・・ 撮影旅行行ってたんだっけ?」

「あぁ・・ 仕事ね・・ 」

「ほかになんの話だと思ったわけ?」

とレンは笑った

そんなレンを再び睨みつける北斗

「で?」

話の先を催促するレン

「でって?」

その意図を理解していない北斗

「いや・・だから、どうなの? 仕事の方は?」

「あぁ・・ まぁ、ボチボチ?」

「ボチボチって・・ まぁ噂は聞いてるけど?」

「噂?」

「・・・最近の神路北斗は上の空で仕事にならないってやつ?」

「・・・・・・」

レンの言葉に北斗は黙り込んだ

「あれ? 反論なし?」

そんな北斗に容赦ないレン

「ま・・ ココに毎日通ってんだもんな・・・」

黙り込む北斗にさらに言葉を続けるレン

「友達としていい事教えてやるよ?」

「・・・・・」

「お前の待ち人は・・・いくら待ってもここには来ねぇよ?」

レンのその言葉に北斗は思わず顔をあげた