「手やだった?」 と優しく聞いた。 「ううん!嫌じゃない。」 と顔を隠しながら 言った。 「そっかぁ。よかった。」 龍也がホッとしたように 言った。 そのあとはとくに何も 話さないまま屋上へ 向かった。