『あの、少しよろしでしょうか』
テスト問題を作っていると後ろから声をかけられる。
振り向くと
『中川先生』
がいた。
奈々と赴任してきた中川徹平
確か…コイツの担当って俺と同じ理科だったっけ?
『どうしたんですか』
偽の俺を出す。
まだこの人に気を許したワケじゃないし。
『ここって…これでいいんですよね?』
俺に持ってきのは中1の理科のテスト。
『それでいいんですよ』
と、俺が言うと
『ありがとうございます!!』
なんて元気よく言って自分の席に戻って行った。
あの人…無理だ。
俺、絶対中川先生と仲良くなれないや。


