『1週間経ったある日 涼、屋上に俺を呼びつけたんだ。 何されんのかなぁ… って思いながら屋上行ったら満面の笑みの涼がいんの いい話なんだろうな、 そう勝手に思い込んでた。 けど、涼…満面の笑みのまま俺を殴り飛ばしたんだ。 あのときの痛みは今も忘れらんねぇ それくらい、痛かった。 なんで殴ったんだよ?! 俺、そう言おうと思ったんだ。 でも、涼の顔を見れば一瞬で理由は分かった。』 怒りに満ちあふれた顔をしていた。 その瞬間に分かったんだ。 『涼は美優のことを言おうとしてるんだ、って。』