『2人の仲を成立させたのは俺。
優作は知らないだろうけど美優は完璧に一目惚れ
ついでに言うと優作も一目惚れ』
ニヤッと悪戯っ子のように笑う涼
余計なこと言いやがって…
俺はそんなことを思いながらも黙っていた。
『学年でも有名になるくらいのカップルだった。
優作は今と全然変わらないくらい格好良くて。
美優も美人だったし。
だからさ…ずっと、仲良くいくんだと思ってた。』
俺だって感じてた。
今まで彼女は5人くらいはいた。
でも美優は特別で。
今までに感じたことのないものを
美優には感じていた。
だから…あのことを知ったとき、
俺はどうすればいいのか分からなかったんだ。


