『俺と優作は高校で出逢った。
大学も一緒で、なんでか職場も一緒
まあ…所謂、腐れ縁ってやつ
だから俺は優作のほとんどを知ってる。
で、美優のことも俺は優作の次によく知ってる。
ヘタしたら俺の方が美優のこと、知ってるかもしれない。』
京地の顔が真剣になる。
口出しもしず、ただ相づちをうっている京地
そして涼の目もいつもに増して真剣だった。
『美優と優作の出逢いは高校
俺は高校に入学して優作と仲良くなった。
美優と俺は中学校から同じで。
優作に美優を紹介したのは俺。
優作はきっと、美優と出逢ってしまったせいで辛い思い、いっぱいしたと思う。
でも俺は後悔してない。
優作に美優を紹介したこと』
涼は俺を横目で見て、すぐに視線を逸らす。
涼、俺だって後悔してない。
お前に美優を紹介してもらったこと。
