『京地…』
ん?と、言って京地は顔を上げる。
『今日の放課後…空いてるか??』
気づいたときにはもう遅く。
俺の口は勝手にそんなことを言っていた。
「え…空いてるけど…
もしかして…説教??」
ここまで来たら引き返せない。
俺は決心して次の言葉を言う。
『俺、自分と向き合うために美優とのこと…お前に話す』
どうして京地なのかと聞かれても困る。
でも、言ってしまったものはしょうがない。
「はぁぁぁぁぁ?!」
授業中の教室に京地の声が響き渡った。
『京地…うるさいぞ』
俺は冷静に注意。
「だって…だってさぁ…
頭…大丈夫??」
俺はバーカと、京地に言って授業再開。
もう揺るがない
第3者に話すことによって乗り越えられるかもしれない。
だから…京地、聞いてくれよ?


