【ギーッ】


と、扉が開いたかと思うと


「あ…優作さん…」

なぜか奈々がいて。


って、当たり前か。

だって京地が呼んでくるって言ったし…


俺はかなり短くなったタバコを消す。

あぁ…緊張してる、俺


ここまでタバコを短くするなんて。



「真に呼ばれたんですけど…」


やっぱり京地だ。



『腹黒京地』


これからアイツのことはそう呼ぶことにした。

事実、腹黒いからな。




って、今はそんなこと考えてる場合じゃないんだ。

俺は告白…するんだから



奈々にキモチ…伝えなきゃ