嬉しくて俺も泣きそうになる。
でもそこは堪えて奈々の左薬指に給料3ヶ月分の指輪を通した。
『ずっと、俺が守ってやるよ』
「ホントに?」
『もちろん、ホントだよ』
「じゃあ約束ね」
初めての出逢いは衝撃的で。
俺も奈々も忘れられない出逢いだった。
きっと、あの頃の俺たちは
こんなことになるだなんてこれっぽっちも思ってなかっただろうな。
でも、今となっては俺は奈々しかいない、って思ってる。
だから、
ずっと、
ずっと、
俺の傍にいて。
もう誰にも触れさせない。
俺だけの奈々。
「みんなに報告しないとね」
『ああ、そうだな』
いろいろあったけど、
もう絶対に同じ過ちは繰り返さない。
「涼さんと山崎先生、どうなったかな」
『京地と相原もどうなったかな』
悩み事も、
心配事も、
きっと耐えないだろうけど。
それでも俺の隣で
いつもの笑顔で笑ってて。
ちょっと変わった職場での恋愛。
俺、思ったんだ。
こんな苦労ばっかりの恋愛も悪くないな、って。
『愛してるよ…奈々』
【END】
→あとがき


