『寝言は寝て言え、バカ』
俺はそう言って涼を放置。
何を言ってんだよ、コイツは。
奈々と見回り?
バカなこと言ってんじゃねぇ。
ただでさえ、あの日の、あの一件から奈々とは気まずいままなのに。
目を合わせることさえ、今じゃできない。
そんな状況で奈々と2人きっりって。
完全に、さっきのは寝言だよな、涼。
『優作。
俺は本気だ。
本気で、言ってる』
涼の言葉に何も返さなかった。
答えるだけムダだと思った。
何も分かってないんだよ、涼。
お前は、何も分かってない。
『じゃ、俺が奈々ちゃんと2人で見回り、しようかな』


