あっという間に東京に着き、某有名テーマパークへ行く。
『どうせここに来るなら彼女と来たかったな〜』
隣で涼が嘆く。
そんな涼を横目で見て俺はふっと笑う。
『おい、コラ。
人の不幸を笑うんじゃねぇ』
いや、俺が笑ったのはお前と同じことを思ってたからだ。
『ま、つべこべ言うな。
ほら、山崎先生が話してんだろ』
そう。
今は山崎先生の説明の途中。
俺と涼は隅の方で小声で会話をしていたワケだ。
『あのさ、優作。
今から俺が言うことに絶対怒らない、って約束…してくんねぇ?』
前を見たまま、涼は言う。
仕方なく、頷いた。
『奈々ちゃんと…見回り、したら?』


