『ゆーさく~
お前のクラスの生徒がお呼びだぞ~』
20分ほど、俺はずっと、席には戻らずしゃみこんでいた。
そうすると涼の声が聞こえて。
『悪い。
すぐ行く』
と、答え立ち上がった。
泣いたせいか少しよろめく。
『あ、涼。
悪いついでに鞄からメガネ…取ってきてくれねぇ?』
『了解』
コンタクトはさっき外した。
目が痛くなったからだ。
それにメガネのほうがいろいろと都合がいいんだ。
『ほい、優作』
涼がメガネケースを投げる。
それをキャッチしてメガネを装着。
『お前、泣くのはいいけど考えて泣けよ~
目、充血してんじゃねぇーかよ~』
涼はそう言いながらケラケラ笑っている。
よくも笑いやがって。
俺がこんなに苦しんでいるというのに。


