職場内恋愛






「メガネ」


京地はボソッと呟く。



「泣いて、泣きまくって。

どうせ、目が腫れちゃったんでしょ?」


俺はメガネを外した。

廊下の窓に映る俺の目は少し充血気味で、腫れぼったい。




「それだって分かってたことでしょ。


別れたら泣いて、泣いて。

声が枯れるくらい泣いて。


起きたら目が真っ赤で充血して、って。


それ…前も同じ事、やったじゃん。



なんで同じこと…繰り返すの?」


京地の言ってることは何も間違ってない。

だから、イヤなんだ、コイツは。



いつも的確な言葉で俺を責める。


俺が悪いのは分かってる。

だからこそ、よけいに辛い。




「大人って…学習能力、ないの?」