『俺、リビングにいるから。
着替え終わったら教えて』
俺のスウェットを奈々に貸し、自分はリビングでジャージに着替える。
どうして今日、奈々を泊めようと思ったのか。
きっと、アイツは今不安で仕方ないはずだ。
途中で行為を止められた。
その原因は自分が拒んだから。
いや…あれは体が拒否反応を示したんだ。
表ではあのときのキズをまったく感じさせなかった。
でもやっぱり、体は覚えていた。
体は男という生き物を拒絶しているんだ。
俺はソファに体を預ける。
はぁ…
とりあえず奈々を安心させてやらないと。
「………優作」
寝室のドアが開き、奈々が顔を出す。
『ん』
俺は寝室に入り扉を閉めた。
『奈々、おいで』
なかなかベットに入ってこない奈々を呼ぶ。
そうすると奈々は遠慮がちに俺の横に寝転んだ。


