うちに帰る前にスーパーに寄り、材料を買った。
『お待たせ。
じゃ、行くぞ』
車を発進させる。
それから数分後。
『はい、どうぞ。
前よりは多少キレイになってると思うから』
家に着き、部屋に入る。
「おじゃまします」
丁寧に靴を並べ、奈々はリビングへ向かった。
………はぁ…
なんか俺、ドキドキしちゃってるし。
あの2人のせいだよな、絶対。
涼と京地。
アイツらがヘンなこと言うから緊張してんじゃねぇーか、バカ野郎。
俺は奈々をソファに座らせ自分の部屋に戻った。
そして仕事の鞄を置く。
ふと、目に入った机の上のメモ用紙。
あんなメモ用紙、あったっけ?
そう思いながらそのメモ用紙を手に取った。
『…っ!
あの…バカめ』
そのメモ用紙には涼の字でこう書いてあった。
『親愛なる友へ。
いい夜をお過ごしください
涼より』


