ある日。 『あ、あの…』 これはたまたま。 ホントに偶然。 見たくもない光景を目にしてしまった。 『俺、橋野先生のこと…』 俺の知らない男子生徒。 そしてその男子生徒の向かいには奈々。 これ、完全に告白だろ? 俺は物陰に隠れ、耳を澄ました。 「ん?どうしたの?」 鈍感な奈々は自分の置かれている立場がまだ分かっていない。 隙、つくんなよ、奈々。 くれぐれも俺以外の男に触らせんな。 俺のヘンな独占欲が湧き出てくる。 『俺…橋野先生のこと、好きです!!』 ……あぁ、言われた。