そのあともガンガン送られてくるめちゃくちゃ痛い視線。


文句あるなら口で言え!

と、思いながら俺も口では言えない。



『はい、じゃあ京地。これ答えろ~』


わざと京地に当てる俺っていったい…?


「分かりません」


なんの躊躇いもなく答える京地。



『ちょっとは思い出そうとしろよ!』

思わずツッコむとクラスに笑いが起こった。



「分からないものは分からないです!」


キレ気味の京地。


そのキレた原因は朝のこと?それとも今?

俺は横目で京地を見て、違うヤツに当て直した。