『ふ~ん… 先生に彼女がいないのは意外だなぁ… 奈々ちゃんは? 奈々ちゃんもモテそうだから彼氏いそうだなぁ』 安藤くん? キミ、モテる=彼氏いる って思ってないか? 残念だがその公式、間違ってんぞ。 「私もいないよ。 それに私だってモテない。」 奈々はふっと笑う。 奈々の笑顔、こんな間近で見たの久々な気がする。 俺たち、別れてどれくらい経ったのかな。 そんなことをふと思う。 思索にふけっているとある部屋のドアが開いた。 『安藤ぉ~…』