『いやぁ~…
どうも昔っから睡魔には弱くて…
外出ると眠気は吹っ飛ぶんですけどね~…』
秘密の場所は教えたくなくて、屋上にやってきた。
『いつも眠そうじゃないですか。
授業中とか大丈夫なんですか?』
そう俺が聞くと楠木先生は苦笑い。
『実はよく生徒に言われるんです。
先生寝ちゃダメだよ!って。
秘密ですよ?』
思わず笑う俺。
よく先生になろうと思えたな。
『そんな寝不足なんですか?』
『ええ…まあそんなところです』
急に元気をなくす楠木先生。
『なんかあったんですか?』
そう聞くと、躊躇ったような顔をする楠木先生。
だが、辛そうに口を開いた。


