やっぱり、元カノが同じ職場にいるのは辛かった。 いろんなところで 2人きりになってしまう。 例えば残業。 残業をしようものなら斜め前に奈々がいて。 別れる前なら良かったのに。 どうしてもそう考えてしまう。 「あ、あの藤堂先生」 奈々に藤堂先生と呼ばれるのが辛い。 前みたいに優作って呼んで欲しい。 そんなこと…口が裂けても言えないが。 『なんですか』 「ここって…どうやるんですか?」 奈々が自分のパソコンの画面を指さす。 俺は立ち上がると奈々に近づく。