「じゃあねもっちゃんは何がやりたいわけ?ほら早く言えよ。言ってみな!!」
山村が突然目を見開いて大声で言った。
根元はそれにビクッと反応して、悩み始めた。
「ト、トランプ…」
「地味な遊びだなトランプ…」
「別にいいけどさトランプ…」
「何からやる?トランプ…」
「何だよ!!何でみんな語尾にトランプつけてんの!?何目指してんのさ!!」
「トランプ魔神トランプ」
「トランプ大王トランプ」
「トランプの妖精トランプ」
「語尾のトランプに無理矢理感がある!!しかも何だよ妖精って!!」
根元はうるさいくらい必死につっこむ。
マジうるせーし。
「よし、じゃあやるか。負けたヤツ罰ゲームな」
「おー」
「まずは無難にババ抜きで」
「だな」
そんな感じでババ抜き開始。
