「準備できた」 「おっ、じゃあ早速行こうぜっ」 俺達はペンションから出てスキー場へ向かった。 俺達がスキー場に着くと、既に捺月達が待っていた。 「遅いよ奏多ー。早く滑りたいよー」 「……ゴメン捺月」 「……テンション低っ」 「山田はいつもでしょ」 いや、低くはないし。 これでもテンションは精一杯上げてる方なんだけど。 周りを見渡すと、他の奴らはもう滑り始めていた。 しゃーない、俺達も始めるか。