そして始業式が終わったらしくみんなが教室に戻っている様子が見えた。


「さっ!俺らも戻るか」

ってことで、俺らは教室に戻った。


…ガラカラ


教室のドアを開けるといつものようにみんなの視線が俺達8人に集まる。


「おまえらまたサボりか…」


「……」


「……」


「……」


「……」


「……」


「……」


「……」


「……」


「はあ…良いから席に着きなさい。来週の月曜日からはスキー学習だって言うのに…」



ああ。スキー学習か…


そして俺はまた寝た。


−−−−−−−−−−−
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「かなた〜!帰るよ!」


俺はこの一言で目を覚ました。


「山田って本当に良く寝るよね…」


「そうか…?」


「うん。俺尊敬しちゃう…」


「ねぇ!月曜日スキー学習楽しみだね♪かなた迎えにきてよね!」


「捺月…おまえ偉そうだな…。まあ行くけどよ」


「じゃあ、6時50分にきてね♪」


「はいはい」


なんでそこまで楽しみなのか俺には分からない…