▲∇▲山田∇▲∇
−−ピンポーン
この音で俺は目を覚ました。
「奏多!!?友達がお見舞いに来たわよ!」
まじかよ…
「帰ってもらって。風邪うつっちゃうから」
本当はめんどくさいからだけどね…
「大丈夫よ。みんなマスクしてきてるから。あげるわよ」
まじかよ…
なにマスクしてきてんだよ……
−−−コンコン
−−がちゃ
入ってきやがった。
「山田!!!大丈夫!?」
根元は相変わらずうっせぇな…
「駄目…。だから帰れ」
これが逆効果だった…
「まじかよ〜。俺がずっと隣にいてあげるからね」
涙目で根元がそう言って布団に入ろうとしてきた。
「根元やめて…」
怒る気力がない俺…
「根元やめてあげなよ!」
捺月が俺のかわりに根元を怒った。
「捺月ありがとな。ごめん。今日は帰って」
「うん。ごめんね。迷惑だったね。」
うん。根元がね…
「山田お大事に。これ、ここに置いとくね」
山村はなにか入った袋を俺の机の上においた。
「ぉぉ。ありがとな」
「「「「お大事に」」」」
高木と春紀と美帆と乃愛もそういって部屋からでていった。
そして、俺は寝た。
