▽▲▽捺月▲▽▲
私は、今観覧車に乗っている。
外を見ながら楽しんでるんだけど…
奏多の様子がおかしい。
いやっ、おかしいって言ってもそのおかしいって感じじゃなくて、とりあえずおかしい。
さっきっから、なんかソワソワしてて奏多らしくない。
もしかして…‥
「トイレ行きたいの、奏多。」
「違うわ…。」
「じゃあどうしたの?」
「………‥。」
奏多は黙って小さな袋を
投げてきた。
「なにこれ…?」
「……‥。」
奏多が黙ってるので、勝手に開けてみることにした。
なかからは、可愛らしいキーホルダーが。
「……なにこれ?」
「キーホルダー。」
「いやっ、見ればわかるから。これをどうしたのって聞いてるの。」
「…買った。」
「……いやっ、買わなきゃここにないもんね。盗んできたらダメだもんね。」
