「…根元は性格がダメだから1年の女子からはモテないんだよね」
高木が、今まで俺達があえて言わなかった禁句を根元に言ってしまった。
「………………………………………………」
根元の方を見ると、今までに見たことのない程の沈黙。
半端ない『…』の数。
ああそうだ。
コイツは●型だった。
●型はガラスの心なんだー!とか前に根元が言ってたのを思い出した。
傷ついちゃったのか。
捺月達もそれに気付いたのか、必死にフォローし始める。
「い…いや…でもさ…ほら、根元は根元なりに何かしらいいとこがあるじゃん」
「そうそう!例えばさ……ね?山田!」
根元のいいとこが見つからないからって話を俺に振るな春紀!!
「ああ……ほら…ねぇ…アレじゃん、根元ってアレ…リコーダーとかめっちゃ上手そうじゃん!」
「そうだよ!根元のリコーダー、最高!」
「音色が美しいよね!」
思わず言ってしまった俺の無理矢理な言葉に、何とか高木と捺月がフォローを入れた。
だけど根元はそのままのテンションで言った。
「俺小学校の頃リコーダーが一番出来なくて音楽の成績ずっと2だった」
