「高木…何か上履きが一人分残ってる気がするんだけど」
「え?ああ、それきっとアレだ。病気だよ、幻覚が見える病気」
「マッ…、マジか…」
とりあえず山村の上履きはそのまま残して、俺と高木は自分の上履きを履いた。
すると……
なにやらたくさん抱えた根元が苦しそうな顔をしてやってきた。
「ちょ…!コレ、ちょ、チョコ……ちょっ!ふく…っ袋!」
「何回『ちょ』言ってんだよ」
根元はチョコレートをもらった。
根元のテンションが100上がった。
ウザさか500上がった。
俺達のテンションは下がり始める。
ヘタレでウザい性格のコイツが、同学年の女子からもらうはずはない。
=2・3年生の根元の性格を知らない根本ファンの皆様か……。
まったく、可哀想だな…。
根元の存在はサギだ。
