【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋

ヒカルはそう言って、笑ってみせた。


けれども彼の心の中には、複雑な想いが渦巻いていることに、あたしは気付いていた。


本当は、高校に行きたかった。


ホストになりたかったわけじゃない・・・。




「でもまぁ、ホストはまだましかな・・・」


ヒカルはぽつりと言った。


「えっ・・・?」


あたしは思わずヒカルを見つめた。


「ううん、気にしないで。単なる独り言」


ヒカルはふと我に返ったように、慌てて首をふった。


「もしかして・・・、あのこと?」


あたしはおずおずとたずねた。


「奈緒子さんからちらりと聞いたけど・・・、お客さんに体売ってるって・・・」