翌朝、あたしたちは天窓から入る光で目を覚ました。


二人で一緒に朝を迎えるのは、二度目だ。


一度目は奈緒子さんの家で添い寝をしたとき。


二度目はこの『特別な場所』で。



「おはよう」

「おはよう」


あたしたちは、はにかみながら微笑みあった。


ベッドのなかで、手と手を握り合う。


あたしたちはもうはなれない・・・。


何があっても、ずっと・・・。