【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋

あたしは後ろを振り返った。


そこにいたのは太一だった。




こんな最悪な気持ちのときに、最悪な男に会うなんて・・・。


あたしは太一を無視した。


すると太一は再び話しかけてきた。


「おまえ、あのひどい母親のとこ、やっと飛び出したのか?」


あたしは太一を無視しつづけた。


「おい、返事くらいしろよ」


太一はバイクから降りて、あたしのとなりにやってきた。


「おまえ、まだあのこと怒ってるのか?あの時はなんかさ、ただ勢いでやっちまっただけだよ。おまえを傷つけるつもりなんかなかったんだ。だから、ごめん」