あたしは暗い川面をじっと見つめた。


昼間は水色をしていて、太陽の光を受けてきらめくのに、夜の川は夜の闇のなかで真っ黒だ。


ときおり、街灯の光を反射するだけ。


まるであたしみたい・・・。


外側のあたしはたくさん着飾って、昼間の川みたいにきらきらしようとする。


でも内側のあたしの心は真っ暗で、何も受け入れずに跳ね返してしまう。


物で満たされない心を満たそうとし、


愛のないセックスでかつての愛を忘れようともがく・・・。




今のあたしはリリカではなく、美輝だ――。