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「ずっと...大好きでした...。

じゃあ、それだけだから...ばいばい。」

そして再び、私は玲太に背を向け、

歩き出した。

さっきより、ずっと堂々としていた...。

でも、次の瞬間


「ばーか」


後ろから、声がした。

「いきなり告っといて、

告り逃げはないだろ??

俺、まだ返事してないし。」

「え...??」

振り返るとそこには、

こっちに向かって歩いてくる

玲太の姿...。


「舞にこんなこというなんて

想定外だったけど、


俺もお前が好きだ。」


「...え??玲太、何言ってるの??

どうせ、いつもの冗談でしょ??」


「違う...。

マジだから...。

付き合って。」



「うん...。」