そしてその玲太の言葉に、

いままでの緊張が全部解けて、

いつもみたいなバカが雰囲気に

変わっていった...。

「はあ!?誰があんたなんかに

会いたくなるの!?

あんたみたいなバカ、

誰も見たくないっつーの!!」

「はあ!?誰がバカだって?

お前の方が100倍バカだろ!

チビの舞ちゃーん??」

そう、見下したように、

頭を軽くたたいた玲太に、

ドキドキしているのがバレないように

「チビチビ気にしてること言うな!

あんたがデカ過ぎんの!!」

っていつもの調子で言っちゃったけど

言ってから後悔した。

こうやっていつも、

自分の気持ちバレないように

バカばっかりやってたから

気持ち伝えるタイミングが

出来なかったんだ...。

今日は...違う...。

いつもみたいに、バカやりに来たんじゃない...。

...気持ち...伝えに来たんだもん...。

伝えなきゃ...。



天使がくれた、チャンスだから...。