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「...ねえおばさん...

私、どうしたらいいかなあ...。」

「...柚ちゃん...??」

葉月のお母さんが私にゆっくり

語りかけた。

「何があったか、詳しいことは

わからないけれど、思っていることは

伝えなさい。素直な気持ちが、

おばさんは1番嬉しいわ。

葉月も、きっとそうよ。

私の娘だもの。同じように、

思うはずよ。

...でも、あとは柚ちゃん次第。

じゃあ、頑張ってね!」


それだけ言って、おばさんは

家の中へ入っていってしまった...。



―――おばさんの言葉は

私を強くした気がした...。


葉月の家のチャイムを、

強く、強く...押した...。