「公園って言ってもベンチがあるくらいだよ?」


「それで平気ー。

とりあえず案内して」


一応聞いてみたが、

どうやら本当に公園ならなんでもいいような返事だったので、

私が思い浮かべた一番近い公園に向けて、

彼より一歩前を歩き出した。