幸せの契約

年末も近づいてきて
屋敷からはみんなが帰省していった



残ったのは


私と犬居さんの二人だけ


広すぎる食堂で二人で夕食を食べる


犬居さんのネクタイには私のクリスマスプレゼントのネクタイピンが光っていた

クリスタルと金のチェーンが付いた有名ブランドの物


最初は受け取れないって頑として譲らなかった犬居さん


なんとか説得して
今日初めての付けてくれた

「犬居さんは実家に帰らないんですか?」


「主人を1人に屋敷残して帰省など執事として出来ません。」


綺麗な顔で優しく言う


ドキドキ


今更ながらに二人っきりの状況が恥ずかしくて

苦しくて


胸が激しく動く