「……わかりました。
蔵之助さんの援助を受けます。でも、何年かかっても必ずお返しします。

これが、私の条件です。」


奨学金と同じように考えれば…なんとか、納得できる


でも
蔵之助さんはあまりいい顔をしなかった…



「そうですか…。
どうしても、返すつもりなんですね。」



「もちろんです!
じゃなきゃ、こんなお話は承諾できません。」

私はしっかり蔵之助さんの目を見つめた