―百合― ともくん、ここ交差点の中心だよ!! 私は目一杯ともくんを押したが離してくれない。 「ともくん!!」 私が口を開いた隙にともくんの舌が入ってきた。 「ともくん・・・しんどいよ・・・」 「ごめん!!」 「いいよ・・・」 私はなぜかあんな雑誌のことなんかどうでもよくなった。 ともくんの家に着くと呑気にパパと光くんが飲んでいた。 「おぅ、お帰り。交差点チュー目撃しちゃった。」 すでに酔ってる二人。 「あとさっき事務所から送られてきた写真。」