「早いね起きるの。」
「美晴とさっ、電話できるの朝だけなんだよね。」
「えっ、何で?」
私は夢が美晴と夜中とか電話してるのとか見たことあるし・・・
「美晴の親父さんさぁ、警察官なんだよね。前、俺と付き合う前、元彼にDVされてたんだよね。それから、美晴は男女交際禁止なんだよね。」
「えっ、そうなの!?でなんで朝!?」
「美晴の親父さん朝は遅いんだって。で、早くからしか無理みたい。」
「結構大変なんだね。」
「それより百合はさぁ、知稀と解決できたの?」
「ううん。でも、話さなくてもともくんが私のことどれだけ思ってるか分かったからもういいんだ。」
「結構適当だね。」
「そんなことないよ。だって私あのまま飛び降りてたら死んでるもん。」
「はぁ、飛び降りる!?」
「ちょっと自殺しかけた・・・」
私は昨日のことを全部翔に話した。
「それは大変だったね。でも、良かったじゃん。ってか知稀は百合しかありえねぇと思うよ。会えばいつも百合の話だったから・・・」
「そうなの!!」
それからみんなが起きてくるまで翔とずっと話してた。

