―百合―
・・・・・ざっばーん。
「ともくん・・・ともくん！！」
私がいけないんだ。
私のせいでともくん。
私はともくんが落ちた所に走った。
ともくんは私が飛び降りようとした時に腕を引っ張ってくれてともくんがバランスを崩して海に落ちた。
「ともくん！！ともくん！！」
私が叫んでいると翔が走ってきた。
「おい、百合何やってんだよ。」
「ともくんが・・・ともくんが・・・」
「俺がどうしたって！？」
「ともくん！！」
「おい知稀なんでそんなびしょ濡れなんだよ。」
「あぁちょっと海へ落っこちて・・」
私は安心してしまい地面に座りこんでしまった。
