俺が目を開けると百合はまだ寝ていた。 俺は百合を抱きしめてもう一度寝た。 ピルルルルル。 「はい。」 『知稀!!いつまで寝る気?もう12時よ。』 電話の相手は紗恵。お袋だ。 「分かった。今起きる。」 俺は電話を切った。 「ともくん?」 「百合。もう起きよ。」 俺と百合は着替えて外に出た。 「おぉ、知稀!!百合と付き合ったんだってな。」 「龍牙。いつ来たんだよ。」 「さっき。お前らもうヤったんだな。寝すぎだろ。」 「百合に俺余裕なかったわ。」